本の読み方 スロー・リーディングの実践
年末から年始にかけて引きこもりまくって本を読んでいました。
ただそのままでは忘却の彼方へ行ってしまうため
ちょっとでもいいから記憶に、、、、
ということでそれぞれ一言書いて行きます。
今日は3冊、1月3日の最終日までに増えるといいなぁ、、
(積読状態の本がたくさんあるのでこれを機会に一気に読破して行きます!!)
お買い上げのきっかけ
元々読書が好きなため、速読などの読書に関する本は発見するたびに読んでいました。
ところが、、、飽きてきちゃったんですよねぇ(笑)
とそんなとき、アンチテーゼともいえるこのタイトル、、
気づいたら渋谷のブックファーストでレジに並んでいました!
全体の流れ
筆者(平野啓一郎さん)の速読への憧れからスローリーディングへの変遷といった冒頭から始まる。
基礎編で速読とスローリーディングの比較からどういうものかを論じる。
テクニック編でスローリーディングの面白さを味わうためのテクニックを知る
実践編で実際の作品の一節を利用して、実際自分なりのスローリーディングを試してみる。
(ちゃんと筆者の解説があるので、それも自分と人との違いを知る意味で面白い!!)
読み終わってみて
この本を読んで本を読むときはスローリーディングしかない!!
という意見には私自身はならなかった、、、
なぜかというと、自分の読む本の種類からいうと
ビジネス書 = 速読 小説 = スローリーディング
という読み方が成り立つと思ったから。
つまり、読む本の種類によってうまく使い方を分けるのがベストなんだ
というのが私の結論です。
ただ、テクニック編で紹介している「誤読」という言葉が非常に面白いと思った。
それぞれの作品で作者が言いたい事はあると思うのだが、
それを自分の想像と絡めて自由に解釈してしまう。
結果的に作者の言いたい事ではない世界(誤読)が自分の中にできあがるというもの。
ここがスローリーディングの楽しさの真骨頂だと自分は思っている。
速読に辟易している方、とりあえず読書好きな方などなど、読書に興味がある方は
ぜひ、一度目を通しておくべき一冊だと思います!!
この本の使い方は状況次第
もう一度「こころ」を読んでみたくなった・・・